ヘアカラー、白髪染めの繰り返しで髪が綺麗にならない方へのケア提案
白髪染めやカラーリングで髪が傷んでしまうとお悩みの方の中には、
毎回、もしくは頻繁に毛先までカラーリングを行なっているという方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか??
当店でも、毛先のカラーを行う場合はできる限りダメージレスなカラー剤を使用させて頂いています、
しかし、
それでもまったく傷まないのか??
というと、それはあり得ない事で、少なからず髪を傷めてしまうという事実は曲げられないのです。
そんなカラーリングを毛先まで綺麗に維持していく為の方法をお悩み別に以下でご提案させて頂きます。
●カラーリングの色味にすぐ飽きて、頻繁にカラーチェンジしてしまう方へのご提案
「綺麗な髪になりたい」
そう願う貴方が頻繁にカラーリングの色味を変更されているようでしたら、それはどんどん髪の状態が良くない方向に向かってしまっている可能性が高くなりますので注意が必要です。
先ず、綺麗な髪の状態を維持されたいのであれば毛先まで毎回のカラーリングは絶対に避けるべきできで、どうしても毛先までのカラーをする場合もワンシーズンに一回がおすすめです。
季節で例えるなら春夏秋冬で各一回ずつ、年間で計算すると、最高でも合計4回程度となります。
ここでポイントになるのが、なるべくダメージさせずにカラーの色味を変更したい場合は、
赤みがある色から、赤みのない色へ一度で急激に変更したり、
逆に
赤みがないマット系の色味から、赤みがある色へ一度で急激に変更する。
という工程は控えましょう。
急激に色味を変更する為には、今現在髪に残っている色味を、強いブリーチ力を持ったカラー剤で削りながら新しい色を発色させるという工程をたどるようになりますが、
色味を削るという事は言い換えれば髪に大きく負担がかかると言う事になり、無理な色味の変更の度に髪にダメージが大きく蓄積する原因となってしまう
というのが、頻繁なカラーチェンジをお勧めできない理由です。
どうしても毎回色味を変えたいといった場合は、アルカリカラーではなく、トーンダウン専用の酸性領域のカラー剤や、ハーブが主成分のカラー剤をご使用頂くとまったく傷みがないカラーリングが可能です。
※この方法は表現できる色味の幅が狭くなるデメリットもあります。こちらについては以下で後述しています。
●色落ちで傷んでみえてしまう毛先が気になり、毎回毛先までカラーリングされている方へのご提案。
こういったお悩みをおもちのお客様は、カラーリングされてから1か月程度で以下のような状態になってしまうお悩みをお持ちかと思います。
- どうしても毛先が黄色く見えてしまう。
- 色落ちしてきた毛先にパサつきや乾燥を感じる。
- 毛先がスカスカとしてきて重さがなくなると同時にまとまりが悪くなる。
この状態は全て、前回のカラーリングの染料が落ちてきてしまった事が原因となります。
改善方法としては、
〇毛先にはブリーチ力を持たない染料で色合いの調整を行う事でアルカリカラー同様の効果が得られます。
ただし、酸性染料やハーブが主成分の薬剤は表現できる色味の幅は狭くなる為、どうしてもカラーリングの色味にこだわりたい時のみ通常のカラー材でカラーリングをして頂くと髪のダメージは最小限で維持する事ができます。
通常のカラー剤を使用して希望の色味を叶えた後は、できる限り酸性染料やハーブが主成分の薬剤で色味のメンテナンスを行うようにして頂くとダメージを加速させるリスクを軽減できます。
このように、年間のヘアカラーのダメージをできる限り抑える事で、エステティカルスパのケア効果も蓄積しやすい状態になりますので、色落ちして見えてしまう毛先髪はツヤツヤでサラサラな状態に変化していきます。
綺麗な髪の為にはカラーリングしないことが一番。
髪は爪と同じような構造で一度傷んだら自発的には再生できない為、綺麗な髪の為には傷ませないことが何よりのトリートメントとなるとは間違いないのです。
しかし、
ファッショを売りにしている美容室で、
●白髪が気になっているお客様
●根元が真っ黒のプリン状態のお客様
●前回のカラーの色落ちで、傷んで見えてしまっているお客様
こんな方々に、
カラーは傷むからしない方がいいです。
とは、言えませんし、
第1に、おしゃれで素敵でいたいから美容室にいらっしゃるお客様の期待にお応えしなければなりません。
とはいえ、
カラーリングは傷ませずに付き合っていくのが一番です。
綺麗な髪の為にも、
次回のカラーリングからは上記のような上手な付き合い方を意識してみてくださいね。