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「選ぶ」ことの難しさは髪も政治も同じ?
最近ニュースで取り上げられている総裁選。
候補者ごとに「改革」「安定」「未来志向」などいろんな選択肢が並んでいて、見ていると「うーん、結局どれが正解なんだろう?」と迷ってしまいますよね。
これって、実は髪のカラー選びにも似てると思うんです。
「明るくしたいけど、明るすぎると職場で浮きそうだし…」
「暗くしたくないけど、白髪はちゃんと染めたいし…」
まさに、どの選択肢をとるかで仕上がりや印象が大きく変わってしまう。
だからこそ、美容師としては薬剤や技術を総合的に判断しながら“ベストな落としどころ”を見つける必要があるんです。
僕は郡山の美容室「プールブーオリジン」で日々そんなお客様の“選択”のお手伝いをしています。
今日は、もう何年も通っていただいている40代のお客様の「髪質改善カラー」の事例をご紹介します。
Before|縮毛矯正と白髪染めで髪がボロボロに
こちらのお客様様は、縮毛矯正とカラーそれぞれの薬剤が強く作用しすぎるとダメージが重なって、パサつき・ゴワつきが目立ちやすい髪質。
だから薬剤の選び方や施術のタイミングを間違えると、一気に髪が弱ってしまいます。
数年前の当店にいらっしゃる前は、縮毛矯正と白髪染めを繰り返していて、正直なところ髪が炭のようにボロボロの状態になっていました。
After|明るさも白髪染めも両立したナチュラルカラー
今回は白髪はちゃんとカバーしたいし、できれば明るさも少し欲しいというご要望。
そこで、髪質改善カラーの手法を使って 「明るくしつつ、白髪は薄染まり」 という白髪ぼかしを施術しました。
縮毛矯正のベースがあるので、毛先だけストレートアイロンを軽く通すことでシルエットが整うように調整。
耳にかけた時も自然にフィットするように仕上げています。
全体的に柔らかい艶が出て、髪のまとまりも復活。
暗すぎず、でも派手すぎない。まさに“選び抜いた結果”が表れた仕上がりになりました。
髪質改善カラーのポイント
- 白髪をしっかり隠すのではなく、ぼかして自然になじませる
- 薬剤はダメージを最小限に抑えるものを厳選
- 縮毛矯正との相性を考えて、アイロン操作は最小限
こうすることで、ただの「白髪染め」では出せない柔らかさと透明感が生まれます。
正解は一つじゃない、だからこそ選び方が大切
総裁選もそうですが、正解は一つではありません。
大事なのは「その人に合った選択」をすること。
髪も同じで、
「明るくしたいけど暗くしたくない」
「白髪は気になるけど真っ黒にはしたくない」
そんな一見わがままに聞こえる要望も、実は工夫次第で叶えられます。
ただし、縮毛矯正をしている方は、毛先に無理な施術はできないので半年から1年かけて明るい白髪染めにシフトしていくようになります。

縮毛矯正している髪に対しては、過度なダメージがでるブリーチやハイライトで一気に黒染めをはがす施術は一切行っていません。
なぜなら、その時は明るくできたとしても、その後の縮毛矯正の仕上がりは間違いなくダメージがすすんでパサパサになってしまうからです。
大人の美髪への道のりは、髪の体力を残す施術が大前提で、傷まない施術への切り替えも大切なポイントです。
美容師としては、その人のライフスタイルや職場環境、そして髪の状態を踏まえて、ベストな落としどころを提案することが役目だと思っています。
髪も政治も、“選ぶ”ことで未来が変わる。
ぜひあなたに合った「髪質改善カラー」で、新しい毎日を楽しんでみませんか?