美容師/神谷のBLOG

白髪染めは、白髪がでてくる度に染め直しが必要ですよね。

だから、頻繁に繰り返さないといけません。

そうなると、やっぱり気になるのは髪の痛み

白髪染めって、おしゃれ染めとは傷み方が違うので、コレがまたキシキシ、ガシガシの手触りになっちゃうんですよねぇっ💦

白髪染めで髪を傷ませない為には、ヘアカラーで髪が痛む原因を知るのが近道。

敵を知ればなんとやら!というわけですね。

 

という事で、今回は白髪染めで髪が痛むのはなんで

みたいな感じのお話でーす^_^

 


 

ちなみに、お客様からは

 

白髪染めしてても髪って綺麗になりますか? 

と、よく質問いただきますが、、、

白髪染めでも、おしゃれ染めでも、ツボを抑えれば髪質改善できますのでご安心をっ⭐️

 

ちなみに、ヘアカラーで髪が痛む原因だったり、白髪染めしてるとなんでキシキシした固い手触りになるか知ってます?

 

 ヘアカラーや、白髪染めで髪が傷む原因

白髪染めも、ファッショカラーも実は髪を染める仕組み自体は一緒なんです。

その仕組みを簡単に説明すると、

  1. アルカリ剤でキューティクルを開く 
  2.  ブリーチ反応でタンパク質を壊す
  3. タンパク質の代わりに染料をいれこむ

こんな感じの3ステップを踏んで、髪に色をつけてるんですよね!

 

どーですか?

傷みそうじゃないですか?

 

平たく言えば、キューティクルをこじあけて、髪の中のタンパク質を壊してその代わりに色を入れる。

こりゃ、何も工夫せずに染めてたら傷みますよね^_^

 

白髪染めとおしゃれ染めの違い

 

白髪染めとおしゃれ染めの大きな違いと言えば、それはカラー剤に配合されている染料の量の違いにつきます。

要は簡単な話、白髪をしっかり染める為には濃くないと染まらない

というわけなんですね。

 

ただ、染料が多いから良い薬。

みたいな単純な話にはならずっ💧

この染料が多ければ多いほど、髪は固くなるし、きしみやすくなっちゃうんです😱

ひとによっては、髪の色がくすんだりもします。

 

だから、白髪染めとおしゃれ染めのどっちの仕上がりが柔らかい?

といわれれば、おしゃれ染めの方が柔らかい。

って事になりますね。

カラーの豆知識

カラー剤の染料は酸化染料と言い、酸性の性質を持った色素です 髪は酸性側で引き締まる反応をします(コレを収斂作用と言います)

酸性の性質か強い白髪染め染を続けると、髪の収斂が強くなりすぎて、きしみ、ごわつきにつながります!

 

傷ませないための対策

ヘアカラーは、白髪染めであれ、おしゃれ染めであれ、なんの工夫も無しに続けると必ず傷みます

じゃあ、白髪染めを繰り返しながら、ダメージを感じない綺麗な髪を維持するために、うちではどんなに工夫をしているか?というと、、、

 

①根本部分のみカラーする(リタッチ)

②毛先にカラーする場合ばブリーチ力が最低限の薬剤

③アルカリ剤の入っていない薬剤

④サロントリートメントの提案
※強いコーティング系をするものはキューティクルを剥がす原因になるので美容師の経験が重要

⑤頻繁な色味の変更はダメージにつながるので避ける

※美容師側からの提案が必要

こんな方法以外にも、髪にあったホームケアの提案カットの仕方でも髪の美しさは変わってきます^_^

 

髪は生まれた瞬間に死んでるって知ます?

髪は一度傷んでしまうと、自力では再生できない死滅細胞です。

そして、同じ死滅細胞の爪には、オイル、トリートメントのような、傷んだ爪を美しく見せる方法がありますよね^_^

爪と髪は同じ死滅細胞なんです!

本当にボロボロになった爪はカットして傷んだ部分をなくす。

または、ネイルをつけてとりあえず見た目をよくするような方法もあるわけです。

 

髪も同じで、ある程度のダメージならオイルやトリートメントで綺麗になります。

でも、致命的に傷んでしまうと、、、

カットするか、強力なコーティングを使うことしか方法がなくなります。

しかも、コーティングは剥がれるとまた元の状態に戻ってしまうので、結局は傷んだ状態を抜け出すのに時間がかかります。

 

だから、綺麗な髪を目指すなら、いつものカラーリングもできるだけ傷まないように施術する必要があるんですよね。

という事で、、、

長年通って頂いている60代のМ様も、以前は頻繁な縮毛矯正と白髪染めで髪はキシキシで、毛先は傷んで細くなっていました。

今では縮毛矯正は年に1回だけです。

コンディションがいいと縮毛矯正も長持ちしちゃうから不思議ですよね(^^♪

白髪染め、ヘアカラーを繰り返しても綺麗な髪でいたいというのであれば、是非僕にお任せを^_^