病気をした後につむじと前髪付近の抜け毛や、細くなってきて当店をたよって来てくださったH様。
「※画像は似たお悩みの他のお客様のものです。」
そんなH様は、今回髪のボリュームアップをご相談頂きましたが、、、
現在、皮膚科に通いつつ色々と自分でも調べた結果、これからの髪が心配で育毛剤を使いたいと考えている。
と話してくれました。
でも、
・頭皮環境に悪影響がないか心配
・どの育毛剤が良いか分からない
こんな心配もあるという事でした。
皮膚科では簡単な問診と触診、目視で頭皮についてのチェックが終了してしまったようなので
今回はスコープで頭皮のチェックをしました。
今回はこんな内容だった前回の続きの記事になります。
◎実際のH様の頭皮はどうなっていたのか??
・抜け毛が多い
・髪が細くなってきた
・皮膚科で頭皮が赤くなっていると言われた
これが現状のH様の髪と頭皮に関する情報ですが、これを踏まえて頭皮をチェックしました。
さぞ頭皮は大変な事になっているだろう。
と思う人も多いと思いますが、実際はこうでした。
少し赤くなってはいますが、炎症というほどではありません。
個人的には薬を使うほどの事でも無いかなと思います。
どうしてか??というと
つむじ回りの頭皮環境は髪に守られていないのである意味で常にむき出しの状態。
そこに
・紫外線
・外気の乾燥
・物理的刺激
といったものに常にさらされているので、多少赤みがあるような事は頻繁にあります。
こういった場合は毛穴、頭皮を優しくクレンジング・新陳代謝の活性化・マッサージ・保湿
というような肌であれば当たり前の工程を繰り返した方が、自然に赤みが収まる場合も多いですし、、、
赤みが収まりきらなくても健康な髪を維持できている人が結構多いです。
完全に良くなればベストですが、人には色々な肌質があるように、頭皮環境もひとそれぞれなので一概にケアしたから赤みが収まるとは言いきれません。
ほっぺが常に赤い人がいるように、頭皮も昔から常に赤いままだったなんて可能性も体質としてはあるわけですからね。
では逆に、
髪に守られた部分の頭皮環境はどうなっていたのかというと
つむじ回りの頭皮環境と比べてみると分かりますが、
ハチ周りはとても健康的な頭皮の色で、少し毛穴詰まりがある程度、汚れも少ないと思います。
皮脂バリアもしっかりでていて良好な状態です。
逆につむじ回りの髪は皮脂の分泌が弱く
バリア機能が低下→皮膚が固くなりやすい状態です。
※皮膚が固くなると毛穴が縮まり生えてくる髪が細くなる原因になります。
それから
ハチ周りに比べて髪が細いまま成長して長くなっているものが多く、
隙間ができやすい状態です。
これはエイジング毛(老化)になりつつあるという事です。
細毛に加えて脱毛の症状があるという事なので
FAGA・慢性休止期脱毛症等の疑いもあるかもしれませんが、
僕はお医者様ではないのでここでの明言は控えたいと思います。
◎H様の頭皮環境に育毛剤は使用可能なのか??
先に結論を言ってしまうと、H様の頭皮環境には特に問題なく育毛剤は使用できるとお伝えしました。
但し、同時に注意しなけばいけない点としてお伝えした事は・・・
①育毛剤は頭皮の乾燥を促進する恐れがあるので、念の為に頭皮の保湿剤も使用した方が◎
※育毛剤は基本的にアルコールが入っているものが多いので、頭皮が乾燥しやすい。
※「頭皮の化粧水」コンフィエッセンス
¥2640
②皮膚科のクスリとの相性は分からないので、医師のアドバイスを受けてから使用する。
又は皮膚科の薬の使用を終了してから使用する。
この二つは守った方が良い事としてお伝えしました。
◎どこに相談していいか分からなかった。
H様に頭皮チェックの結果を話している時に、皮膚科であんな感じだったから、
あとはどこに相談すればいいやら分からなかった
今日はおかげさまでモヤモヤがひとつすっきりしました。
と言って頂けました。
更に
H様は薄毛についても色々と調べられて、自分の栄養素のバランスも悪くなっているのでは??
と病院で検査した結果待ちをしているという事だったのですが、ひとつひとつの原因を探る事が重要だと思うので、その前に一番気になる頭皮環境について知ることができて良かった
とも喜んで頂けました。
H様は
例え専門クリニックに通っても結果は100パーセントじゃかもしれないのに、費用と時間をかけて通うのは怖い。
だったらまず自分で原因を探ってみてできる限りの事をしたい。
でも
その前にまずは自分の髪の状態を確実にボリュームアップできる方法でカバーする事も自分の気持ち的に大切
とおっしゃっていたのが印象的でした。
例え一時的で、持続にはメンテナンスが必要な技術だとしても、100パーセント髪をボリュームアップできるのが
増毛エクステ。
この方法でH様の女性としてのモチベーションアップに協力できた事は本当に良かったと思いました。
これは余談ですが、
今回H様には事細かに色々と商品についてもアドバイスをさせて頂きましたが、
何一つ商品の販売やオススメせず商品の説明のみにとどめています。
何故なら、今回のH様のケースは、
まず医師から現在処方されている薬との相性についてアドバイスを受ける方が先決だからと感じたからです。
もし薬との相性は良くないようであれば使用しない方がいい訳ですし。
薬を続けてみて効果が感じられない場合には改めて育毛剤を使用してみる。
こんな風にお客様に寄り添ったアドバイスが信頼関係を作るうえで大事な事なんじゃないかと常日頃から考えながら仕事をしています。